指定介護老人福祉施設というものは、何年か前までは「特別養護老人ホーム等」と呼ばれており、自分の力では日常生活を送ることが困難という場合に利用されている高齢者が多く、家庭での生活を楽しく過ごせる為に、自分の障害と上手に付き合って家庭での日常生活を充実にした生活を送ることを目標とした施設のことです。
この施設では、食事等の介護や入浴、排泄等の日常生活上の世話や、相談及び援助、社会生活上の便宜の供与機能訓練、健康管理及び療養上の世話を行うことによって、入所者がその有する能力に応じ、自立した日常生活を営むことができるようにすることを目指すものです。
そして指定介護老人福祉施設というものは、入居者一人一人の、意思や人格を尊重して、その人の立場に立ってサービスを提供するように努めなければいけません。
その他にも明るく家庭的な雰囲気を出して、家庭で生活していける為に地域や家庭との結び付きを重視した運営を行っていき、市町村や居宅介護支援事業者・居宅サービス事業者また、他の介護保険施設その他の保健医療サービス又は福祉サービスを提供する者や施設等と密接な連携に努めることが必要です。またこれらの費用は、施設によって様々で個室と同室によっても違います。
そして殆どの指定介護老人福祉施設には、ショートステイという事情があって一時的に家族がお世話をできない時の為に利用出来るサービスもあるので、また家庭に戻ってからも、利用者を介護されている家族が病気や旅行、休養などで一時的に介護が出来なくなってしまう場合に利用することも可能となります。
これらの主なサービス内容は、食事・入浴・機能回復訓練・送迎等の日常生活のお手伝いをしてもらえるというものです。
このように家庭に復帰した場合でも、利用者やその家族に優しいサービスとなっているのです。
介護保険施設の介護療養型医療施設についてご紹介したいと思います。「介護療養型医療施設」は、介護と医療の両方を必要とする高齢者が長期で療養をするために入所する介護保険が適用される施設のことです。介護療養型医療施設は、病院や医院などの一角に設けられていることが多いため、一見すれば病院そのものに見えてしまうと思います。現在では、全国に3,000施設弱あります。
介護療養型医療施設では医学的管理と看護のもとで、入所者が自宅等へ復帰できるように介護はもちろんですが、日常生活の世話やリハビリなどを行なっています。入所者ができる限り自立した生活を営んでいけるように、配慮されています。 具体的にいうと病状が安定期にあって医学的管理のもとで、長期間にわたる療養や介護が必要な要介護1以上の人は介護療養型医療施設に入所することができます。
かつて、65歳以上の高齢者が一定割合で入院する病院は「老人病院」と呼ばれていました。しかし、介護保険が成立された後、この老人病院は「療養型病床群(現在の「療養病床」)」に含めて分類されることになりました。 このように「療養病床」は、「医療保険が適用される病床」と「介護保険が適用される病床」に、分けられています。前者が「医療保険型療養病床(医療療養病床)」で後者が「介護療養型医療施設(介護療養病床)」となります。